FC2ブログ

07 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 09

洗心湯屋

日本一長い、時代小説を目指しています。

プロフィール

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カレンダー

書斎3 

 日本一長い時代小説を目指して
ちなみに日ほ本一長い歴史小説と言われているのは、山岡荘八先生の「徳川家康」で、四百字の原稿用紙で17、482枚。
文字数は単純計算すると6、992、800字です。
鐘巻兵庫140話終了時点で約429万文字ですから、今のペース年55万文字で書くと、目標達成は2025年5月頃でしょうか。
そこまで長生きできれば良いのですが。

鐘巻兵庫無頼控え ←連載中
 
湯上り侍無頼控え ←連載終了

駄文創作の徒然 ←たま~に
小説を書くことで体験する事柄を綴ります。 

馬鹿な話 ←たま~に
日々思いついた身近な題材を選び、少の偏見を込め綴ります。

鼻歌 100曲作りました。興味無くても聞いてください。
      珠玉の鼻歌100曲のメドレー

 ←のボタンを押して頂けると頑張れます。

Posted on 2031/04/30 Wed. 09:34 [edit]

3LDK  /  TB: 0  /  CM: 31

【鐘巻兵庫 第141話 対応(その26)】 

「引き取りに来るか、来ないか、それは楽しみだ、ぞくぞくします」
「鐘巻様、来るか来ないか賭けませんか」
「私は賭けごとはしませんが、来ない方が代償を払わせることが出来るので来ない方がいいですね」
「私は来ると思います。“斬られの彦四郎”さんがお出ましですから、奉行所も放ってはおけないでしょう」
「おい、嘉次郎。この集まりが面白いと云ったが、少しも面白くないのだが」と勝五郎
が話題を変えさせようとした。
「勝五郎さん、この集まりは面白いですよ。実は私も富五郎も盗みの未遂でつかまり世話になり、今もここに居続けさせてもらっているのですよ」
「何を盗もうとしたのですか」
「ある男の命ですが、先生に邪魔をされ捕まりました。ここにいる者は先生を除き奉行所に突き出されれば重罪の奴ばかりだということです。
「それを聞くと、先程まで居た方々、皆、一癖も二癖も在りましたね。抵抗する気力を削がれました。皆さん、それぞれの過去を背負って居られるのでしょうね」
「その辺りのことは、聞かないことに成って居ます」と勝五郎の問い掛けに勘三郎が応えた。
 話が盛り上がり始めた時、四つの鐘が鳴り、鳴り終わった。
「先生、夜食はいつ頃、用意しましょうか」と富五郎がたずねた。
「全員の分、在りますか」
「帰られた方々の分も用意してくれたので、余るくらいです」
と手伝った四人組の堂吉が応えた。
「余る訳ないだろう」と勘三郎が語気を強めて言った。
「そうですが、人数分は在ると云うことですよ。しかし冷えていますね」
「味噌をつけて網に乗せ焼けば旨いそうだ」
「誰に教えて貰ったのですか」と兵庫がたずねた。
「言わずもがな・・です」
事情を知っている兵庫、勘三郎、富五郎の三人が笑った。
「そうですね、夕飯が早かったので支度をして下さい」
 待って居ましたとばかりに、女衆に付けた四人が揃って腰を上げた。
「勘三郎さん富五郎さん、七人の手の縄だけ解いて下さい。腰縄は解きませんので、逃げないで下さい。足を打たれて不自由に成ってしまいますから」
「腰縄の先頭は年寄りの私です。御懸念は御座いません」

 四人の男たちが手分けして握飯の入ったお鉢、水を入れた鍋と柄杓、味噌瓶、湯飲み茶わん、皿などを運んできた。
二台の七輪で握り飯を焼き、残りの一台で湯を沸かす。
湯が沸く前に味噌の焦げる臭いが漂い始めた。
「食べるのは御客人からにしましょう」と兵庫が言い、時間のかかる夜食が始まった。
勿論握り飯はそのまま食べられるのだが、冷たいのは冷える夜間の食事は向かない。
それに味噌の焦げる臭いを嗅がされると、男たちは自分の分が焼き上がるのを待った。
それは楽しい食事で会った。
それも子の刻前には終わった。
残る仕事は七輪の火を絶やさず、ぬくもりが薄れた竹猫に詰めた瓦の欠片を温め直す番を待つ。それは夜が明け前、七つの鐘が鳴るまで続けられた。

「これから、竃に火を入れ、女衆が来るまでは湯を沸かしておきましょう。それと、夜食で使った物を洗い片付けます。明け六つの鐘が鳴ったら、七人を解放しますので早々、手ぶらで戻って下さい。荷が乗った背負子は頂き、荷運びに使わせて頂きます。回し合羽と竹の子は使いますので置いて行って下さい」
「代償を払わせると云って居ましたが、それだけですか」
「何かを手伝わせたいのですが、もう片付けも終わりますので・・御四方も昼を食べたら解放致しますので、お戻りください」
「もう、お終いですか」
「皆さんが居ると、寝不足に成るので・・・」
「斬られの彦四郎さんには何と言い訳をするのですか」
「よくよく諭して帰したので、二度と同様なことはしないので見逃して欲しいと頼みます」
「それだけですか」
「はい、そもそも彦四郎さんは私の言い訳など聞こうとはしませんよ」
 眠気を覚ますため兵庫は明け六つの鐘が鳴るまで動き回り、勝五郎等七人を送り出すと富五郎を見張りに立てた。
「私と勘三郎さんは中庭に畳を敷き、一番隊が来るまで眠ります。その後は富五郎さん飯が出来るまで寝て下さい。

 ←ボタンを押して頂ければ励みになります。

Posted on 2020/08/15 Sat. 04:01 [edit]

【鐘巻兵庫 第141話 対応(その25)】 

 三人の仲間に兵庫たちの足止めを頼んだ賊の四人は逃走したが、多くの男たちに阻まれ押し戻されて来た。
「私は鐘巻兵庫と申します。そちらに居ますのが“斬られの彦四郎”こと中川彦四郎さんです。もう一度言います。歯向かえば怪我は免れませんよ。匕首は鞘に納め、捨てて下さい。決して手荒なことは致しません」
「皆、鞘に納めて捨てろ」と旦那と呼ばれて男が命じた。
男たちは素直に話を聞き鞘に収まった匕首を足元に落とした。
「これから話し合いたいので、代表者の方もお名前をお聞かせください」
「手前は勝五郎と申します」
「話は裏庭で、嘉次郎さん明かりを掲げ裏まで先導して下さい」

 裏に来ると焼け残り品を奪った七人は一人一人背負っていた背負子を下ろさせられ、後ろ手に縛られ、さらに腰縄で七人が繋がれた。
 町方も忙しいようで、今夜はここで過ごして貰います。少しでも温かい台所の畳の上で過ごして下さい。どうぞ」
勝五郎以下賊七人が焼け焦げた柱だけが立つ畳の敷かれている台所へ入って行き畳に上がり座った。
 外に残った兵庫が、小声で
「ここの番は私と保安方で致します。皆さんはねぐらにお戻りください。竹猫は置いて行って下さい。それと、ましらの方々は、ましらの仕事を頼みます。それとあの七人に着せるので回し合羽を脱いでいって下さい」
「分かりました。先様で夜を過ごしますので、明けるまでは逃がさないで下さいよ」
「努力します。眠らないように明けるまで話を続けることにします」
 こうして賊を捕らえた男たちの殆どが焼け跡から姿を消していった。

星の見える建屋内に入ったのは、兵庫、勘三郎、富五郎と前日に火事場泥棒を働いた四人、そして縄で縛られた七人の十四人だった。
「嘉次郎さん、次郎吉さん、伴次郎さん、堂吉さん、七人に回し合羽を着せて上げて下さい。勘三郎さん、富五郎さんと私が役得の七輪当番をしましょう。先ずは火をおこし、竹猫の中身を温め直しましょう」
 七輪に燃え残りの木材が放り込まれ、扇がれた。
火が燃え上がると十能や網が乗せられ、その上に竹猫の中身が落とされ再加熱されていった。
その様子を縛られた七人が見ていた。
 その竹猫は縛られ手の使えない七人の首に掛けられ、合羽の前を閉じて上げた。
「世話を掛けて済まない」と勝五郎が言った。
「空は晴れている。まだまだ冷えます。凍えて死なないように眠らないで下さい。竹猫の予備が在りますのでぬくもりが感じられなくなったら早めに行って下さい。交換しますので」
 おしゃべりをしながら三人の七輪番が竹猫を人数分温め配り終えた。
「皆で七輪を囲み温まりましょう。嘉次郎さん。七輪を畳の上にの出ますので七輪の受け台と薪を置く折敷を六つ持って来て下さい。残りの御三方は外に畳を持って来て火が見えないように壁代わりに柱に立て掛けて下さい。火遊びと間違えられ御咎めを受けたくありませんので・・」
 こうして十四人の男たちが一夜を過ごす場所が出来上がっていった。
「それにしても、面白い集まりに成ったものですね。鐘巻様」と嘉次郎が話題を変えた。
「面白い集まり?とは・・」
「大きな声では言えませんが私たち四人は昨日ここに火事場泥棒の未遂でつかまり、数日間手伝いをすることで見逃して貰うことになりました。今日は焼け残り物の盗み未遂の七人が出ました。こちらの七人にはどのような手伝いをさせるおつもりですか」
「なるほど、その手が在りますか。しかし、手伝いをさせることは考えて居ませんが」
「それでは、奉行所へ突き出すのですか」
「突き出しませんが、引き取りに来るのです。もし来なければ確かにん盗まれた物も無いので解き放ちましょう」
「何の代償も払わせないのですか」
「何の代償も払わなければまた同じ罪を犯し軽くて島送りの代償を払うことに成りますね。それでは払わせましょう。引き取りに来る者が居ない時にはですが・・・」

 ←ボタンを押して頂ければ励みになります。

Posted on 2020/08/14 Fri. 04:01 [edit]

【鐘巻兵庫 第141話 対応(その24)】 

 更に時が経ち、向島まで女たちを送り届けた浜中と反町が戻り、中之郷からは中川矢五郎と彦四郎親子がやってきた。
「弥一等は未だ戻って居ませんか」と彦四郎が訪ねた。
「はい」
「遠方なんでしょうか」
「いや、近くだと思います。初めに子分が来たのが午前で、次に親分を連れて来たのが正午と大した間を置かずに参りましたから・・」
「と云うことは、弥一等から知らせがきてから、賊が来るまで間がないということになりますね」
「賊が動くのを待って居るとすればそう成りますね」
「急なことと、不確かな事なので、奉行所には声を掛けていません」
「こちらの手勢は、私、中川親子、ましらの七人、神田庵の保安方と昇龍院の保安方の四人で十四人。弥一等三人は使わずに探索に残しましょう」
「捕縛の段取りは」
「私は賊が盗んだ物を個々に背負い運び出すと考えて居ます。重荷に喜び出て行く所を捕らえる段取りを考えて居ます」
「この四人はどうしますか」
「やって来た道を戻る様に道の反対側に木刀と提灯を持って私の後ろに立ってもらいましょう」
「みな、どの辺りに潜むか、弥一から知らせが来る前に決めておいてくれ」
と矢五郎が指示した。

 弥一が駆け戻って来たのは五つの鐘が鳴って四半刻ほど経った頃だった。
「奴らは湯島切通し町の古物商・永寿堂に入り、人を集め七人でこちらに向かって居ます。背負子に乗せ運ぶつもりの様です」
「よくやった。これは三人の握り飯だ。ここは任せて半町ほど戻ったあたりで腹こしらえしてくれ。皆も潜み場所へ行ってくれ」と矢五郎が命じた。

 焼け落ちた神田庵から人影が無くなった。
その入り口には、入るのを拒むかのように、焦げた棒が水平に掛けられていた。

 弥一が戻ってから然程間を置かず先頭の者が提灯を下げた七人が潜んで居る者たちの前を通り過ぎて行った。
 この夜、月は出ていたが七日月で細く、しかも上天には無く西に傾き、人影が判るのは五間以内の暗さだった。

 七人の男たちは神田庵の焼け跡迄来て、提灯をかざし中を伺った。
「未だ瓦礫の片付けは終わって居ないようだな。」
「焼け残り物のお宝片付けられて居ませんかね」
「それは判らぬが、考えても始まらぬ。昼間見た所に行ってみることにする」
ちょうちん持ちが入口で入るのを拒んで居た棒を外して、昼間通った道を歩き裏へ回っていった。
「旦那、昼間の景色と大して変わって居ませんよ。奥の方にお宝の山らしきものも見えます」
「確かめろ」
提灯持ちは足早に奥に行き、
提灯を巡らした。
「旦那、あの時のままの様に見えますが、確かめて下さい」
旦那と呼ばれた男は、己が昼に来た時に見た、箱を取り上げた。
「中身は入って居る。提灯を・・・」
旦那は箱書きを見て
「お宝だ。それにして放り出していくとは何と云う奴らだ・・・」
「旦那、長居は無用だ。四つまでに戻らねば面倒だ。急ぎましょう」
「みな、お宝だ丁寧に背負子に乗せ、落さぬように括り付けろ」
「やって来た、七人は慣れた手つきで背負子に荷を積み上げていった。

 最初に積み荷を終えた男がその場を離れ家の中を見た。
「旦那、引き上げだ。誰かが戻って来ると思います。家の中の七輪に火が・・」
「そうか、みな、これまでだ。急げ」
七人は統率が取れていた。
指示に従い、積み込みを終わらせ背負子を背負った。
「十分な重みだ。早くこの家を出るぞ」
七人の盗人たちは着た時の順でちょうちん持ちを先頭に表口に急いだ。
そして外に出て外した棒を掛けた。
「よし、戻るぞ」と旦那と呼ばれた男が云うと、提灯を持つ男が歩み始めた。
すると、その七人を後ろから照らす高張提灯が掲げられた。
提灯は回し合羽を被せられ明かりが洩れないようにしてあったのだが、その回し合羽が外されたのだ。
驚いて振り返る七人に、兵庫が
「盗人、既に囲まれている。観念し、お縄を受けろ。歯向かえば痛い思いをするぞ」
「旦那先を急いでください。ここは我らで食い止めます」
「頼む」
 三人の賊が匕首を抜き兵庫の前に立ちはだかった。
「ここは一歩も通さねえ」と一人が云った。
「私もここを通しませんよ」と木刀を構えた。
 兵庫と賊三人がにらみ合って居ると、暗闇だった先から灯りが近づいて来た。
「旦那が戻って来ましたよ」と兵庫がにらみ合う三人に教えた。
三人は数歩退き、背後を見た。
同じ高張提灯が近づいて来るのが分かった。
「観念しろ。皆腕利きだ。先頭に居るのは斬られの彦四郎さんだよ」
「まさか・・・」

 ←ボタンを押して頂ければ励みになります。

Posted on 2020/08/13 Thu. 04:01 [edit]

【鐘巻兵庫 第141話 対応(その23)】 

 焼け残りの什器類を駒形に届けること、また女衆の私物を一時、預けてある中之郷の学校に引き取りに行くなどの用で出かけていた、保安方の勘三郎と富五郎そして什器の見立をしたおみよ、更に私物を引き取りに行く任を請け負った女衆の半分が最後の仕事を終わらせ戻って来たのは、既に夕飯が出来た後だった。
「済みません、遅れてしまい。これからのために先生が山崎さんに頼んでおいた雨避け・寒さ除けの回し合羽と脚絆が届くのを待って居たのです。」
「それで届いたのですか」
「はい、二十人分ほど受け取って来ました。それと山崎さんが手配した刺す股と捕り縄を受け取り、木刀も持って来ました」
「それは有り難い。大工衆からは竹猫の差し入れが在りました。合羽を羽織れば合羽の中に春が来ますよ」

 それでもまだ陽のある内に夕食をすませることが出来た。
食後、焼け残り物を買いに来た男たちの後を追い、外に出て未だ戻って来ない弥一、福助、次郎の三人分保存し、残りを夜食の握り飯にして貰った。
その間に食器洗いは女衆に預けた男四人が担った。
男たちは昼食後にも同じ仕事をしており、手分けし慣れた手つきで用を進めていた。

 一方、焼け跡での役目を終えた女衆は保安方に守られそれぞれのねぐらに戻っていった。
そして、大工衆も今夜起こるであろうことを見たい思いに後ろ髪を引かれたが、戻っていった。

 そこに夕飯に使った食器などを洗い終わった四人が、洗った物を盥に入れ持って来た
「鐘巻様、これらを納める所が在ると云うことですが・・・」
「確かでは在りませんが、昼に来た焼け残り物を買う商いをしている者たちが、今夜、目を付けた物を盗りに来るかもしれません。ご存知の通り本物は既に運び出してしまいました。ただ空箱が残って居ますので洗った物を代わりに納めて下さい。折角盗みに来て箱が軽いとがっかりしますからね」
「重さで満足させるわけですね」
「はい、盗人も一々中身まで見分せずに運び出すでしょう。この家から出た所で御用にします」
「捕まえてどうするのですか」
「こんどは奉行所に引き渡します」
「こんどは・・・ですか」
「中川さんの話では前科が在るようです。恐らく間もなくここに来ますよ」
「前科迄わかるのですか」
「あなた方は中川さんの名前を知らないのですか」
「皆さんは彦四郎さんと呼ぶのを聞いたことはありますが・彦四郎・・まさか・・“斬られの彦四郎”さんですか」
「そのまさかです。話はこれまでにして・・・先ずは皿などを箱に納めて下さい」
「分かりました」

  この日、焼け落ちた落下物の片付けを終わらせる予定だったが、兵庫は表側入口だった一角の片付けを残させた。
それは、来るかもしれない盗人の進路と退路を限定することで、捕縛を少しでも容易にしようとする狙いからだった。
それは勝手の判らない所では、人は入ったところから出ることを、知って居たからだ。

 兵庫は井戸に行き手足、顔を洗いこの日の汚れを落とすと、押上から持って来た風呂敷包を解いた。
中には侍らしくなる衣服が入って居た。
着て居たものを脱ぎ、着替え、脱いだ物を畳み風呂敷で包んだ。共に持参した刀を差すといつもの兵庫に戻って居た。

 駒形に女衆を送り届けた勘三郎と富五郎が戻って来て、居る者に寒さ除けの回し合羽と脚絆を配って回った。
そうした中、男たちは女衆が居た台所に集まって行った。
そこには火の入って居る七輪が三つと、火は落としたが竃がある。
その竃は未だ熱を持って下り、近くに居ると温かいのだ。
 男たちは七輪に火事の燃えカス、山ほどある木片を七輪にくべ、その上に瓦の欠片を入れた十能を乗せたり、網を乗せ、その上に瓦の欠片を乗せたりしていた。
皆、手には竹筒を持って居てその中に焼けた瓦の欠片を入れて温石(懐炉)代わりにするためだった。
ここでは竹猫と名付けられて居た。

 ←ボタンを押して頂ければ励みになります。

Posted on 2020/08/12 Wed. 04:01 [edit]