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洗心湯屋

日本一長い、時代小説を目指しています。

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 日本一長い時代小説を目指して
ちなみに日ほ本一長い歴史小説と言われているのは、山岡荘八先生の「徳川家康」で、四百字の原稿用紙で17、482枚。
文字数は単純計算すると6、992、800字です。
鐘巻兵庫109話終了時点で約320万文字ですから、今後年55万文字のペースで書くと、目標達成は7年後、私が82歳を迎える頃でしょうか。
そこまで長生きできれば良いのですが。

鐘巻兵庫無頼控え ←連載中
 
湯上り侍無頼控え ←連載終了

駄文創作の徒然 ←たま~に
小説を書くことで体験する事柄を綴ります。 

馬鹿な話 ←たま~に
日々思いついた身近な題材を選び、少の偏見を込め綴ります。

鼻歌 100曲作りました。興味無くても聞いてください。
      珠玉の鼻歌100曲のメドレー

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Posted on 2031/04/30 Wed. 09:34 [edit]

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【鐘巻兵庫 第110話 お蔭参り(その17)】 

 兵庫の後に三人の娘が一列に並び押上を出、遠ざかるのを残された女の子たちは見送った。
その様子は日ごろ躾けられて居ることの実践だからだ。先日まで浮浪暮らしだった三人の娘にとっては、武家風に装い歩くことは晴れがましさが在った。
先日は向島の養育所の地蔵や稲荷のお参りだったが集団であったため、出会う少ない他人の目が分散したが、今回は人目も多い中を歩く三人の娘は緊張していた。

 兵庫は途中、中之郷の養育所に入った。
客間に通され、留守居役中川彦四郎と矢五郎が来るのを待った。
二人が部屋に入って来た。兵庫が頭を下げると娘たちも倣った。
「急に何でしょうか」と彦四郎が尋ねた。
「浮浪の子探しで有力な知らせがもたらされましたので、調べをお願いに参りました」
「有り難うございます。どのような」
「知らせをもたらした者は、先日浅草にて収容した田舎組の勘八を六年前まで世話をしていた乙姫、今は名を乙女と改めた者です。その身は竜泉寺町の成田屋与兵衛の妾で、聖天町の仕舞屋に住んでいます」
「六年前浮浪の娘が与兵衛の妾に出世し持ち込んだ有力な知らせを聞かせてくれ」と矢五郎が急(せ)かした。
「与兵衛は巧妙な仕組みを浮浪の娘に流布させ、それに乗って来た娘を嫁入りさせると云う蔭の商いをしているようです。嫁として引き取って貰えそうな者は聖天町の乙女の所で仕上げ、時を待つことになり、嫁として引き取り手が無いと与兵衛に思われた者は飢え地獄から生き地獄へ売られているのではないかということです。乙女の願いは竜泉寺町の与兵衛の家に閉じ込められている娘たちが地獄を見ないようにしたいのです」
「話の内容では与兵衛の所には娘たちを手に入れた正式な証文は無い。それを売ることは許されない。だが証文を偽造することは考えられるが証文が偽物であることは直ぐに分かる。わしと弥一で探りを入れる。簡単に子供たちが売られないように必要なら久坂にも頼むことも考える。荒事に成る時は彦四郎、お前の出番だ」
「知り得たことは、内藤さんには必ず知らせておきますので、そちらも内藤さんに知らせておいて下さい」
「分かった」
「その子たちも子供探しに関わらせるのか」と矢五郎が不安げに確かめてきた」
「探しには参加させませんが、子供たちの棲みかを探しだしたら説得に参加させる予定です」
「それはそうだな。鐘巻さんや彦四郎の顔を見せたら、大人でも怖がるからな」と生まれつきの怖い顔の兵庫とこめかみを斬られ耳を飛ばされた彦四郎を見ながら矢五郎が云った。
「もう、兄上様のことは怖くは在りません」と畏まっていたももが応えた。

 中之郷の養育所をでた兵庫等四人はゆっくり歩き、駒形の養育所に入った。
「皆さん、二階に揃って居ますよ」と帳場番を兼ね仕事をしていた為吉が教えてくれた。
 四人が二階に上がると、山中碁四郎、内藤、新藤、浜中の侍衆の他に朝方、子供探しに散っていった子供たちも戻っていた。
「兵さん、乙女さんが内藤さんに話したことなどは伺いましたので、押上で出た話を頼みます」
「分かりました。その前に乙女さんが聖天町に戻ったことは大助から聞いて居ると思いますが、聖天町には昨日来た女の子が一人居ます。その子が浅草の何処に潜んでいたかを聞き出して貰うことに成って居ます。潜んでいた所には弱い子たちが残って居ると思います。その子たちを出来るだけ早く養育所の管理下に置きたいので、勘八、今から乙女さんの所に行き住処の場所を聞いてきてください。文吉、観太、家の近くまで同道しなさい」

 勘八を先頭に文吉と観太が従い養育所を出て行った。
「それでは、乙女さんから聞き出した成田屋与兵衛が行っている女の子集めについて話します。これについてはここに来る途中中之郷により中川彦四郎殿と矢五郎殿に話し、成田屋与兵衛を調べることを頼んであります。調べたことは内藤さんに知らせるように頼んであります」

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Posted on 2018/06/25 Mon. 04:01 [edit]

thread: 花の御江戸のこぼれ話

janre 小説・文学

【鐘巻兵庫 第110話 お蔭参り(その16)】 

 広間に居た女の子に言おうとしていたことを先に言われてしまった乙女はその子を見て、
「知って居るの」と尋ねた。
「私は来年十五歳だから」と、ももが応じた。
「もも、歳と関係が在るのかい」と志津が問い直した。
「それは私の方から話します」と乙女が云い、話を続けた。
「成田屋はやって来る女を受け入れる齢を十四歳以上に制限していたのです。それも実年齢ではなく成田屋の目で十四歳以上か否かを決めていました。私は十四歳の時に成田屋に行きましたが食べ物を食べて居なかったので未熟で受け入れて貰えませんでした。受け入れられたのが十六歳の時だったのです。成田屋は子供を売りに出せるまでに育てる期間を短くしたかったのです」
「成田屋さんの売りものは女の子と云う事ですね」
「それは間違いないと思って居ます。ただ売られることが成田屋に身を預けた女にとっては約束された嫁ぐことだったように思います。それが妓楼でも相手の定まらない嫁ぎ先と受け入れ、飢えと寒さから抜け出せたことを喜ぶことになるのですが・・・ここ養育所のことを知ると・・どうしたら良いのか・・・」
「乙女さん、養育所は成田屋とは違い子育ての期間を短くしようとは考えて居ません。むしろ逆です。それと女の子の他に男の子も受け入れています。お願いしても良いですか」
「何でしょうか」
「成田屋が聖天町の家に子供を連れて来ると云って居ましたが、その子はまだ居ますか」
「はい、昨日来たばかりですが一人居ます」
「勘八は子供を探しに苦労して居ます。聖天町に連れて来られた女の子が今まで何処に潜んでいたのかを聞き出して頂けませんか。もし残っている子が居るならば養育所で引き取りたいのです」
「分かりました。それより成田屋に居る子の中には、飢え地獄から別の生き地獄に売り飛ばされてしまう子が出てしまいます。そうなる前に何とかして頂けませんか」
「分かりました。それは男衆に頼むとして、もも、何か人探しに役立つことが在りますか」
「隠れている子を説得するのなら、女の子の方が良いかもしれません」
「私もそう思う。特に成田屋に居る女の子の手助けがあれば隠れている子供たちが沢山見つけられる」と女の子から次々に声が上がった。
「乙女さん、手伝って頂けるのでしたら今すぐ動きますが」
「直ぐに動いて頂きたいのですが、私も昼までに戻って居ないといけない不自由な身なのでそろそろ戻らないといけません。聖天町の子には何処に住んでいたかを聞いておきますので使いを寄越して下さい」
「分かりました。勘八以外の者が行く時は、鐘巻の使いか棒手振りを行かせますので都合の良い時刻などを話し合って下さい」
「分かりました。それでは大助の所まで・・」
「大助が待つ部屋に入った」
「大助、乙女さんが戻りますので頼みます。それと午後旦那様に行って貰いますので内藤さんに山中様呼んでおくように言って下さい」
「はい、母上」
乙女は一緒に来た大助と戻って行った。

 そして志津は乙女から話を聞き出した話を兵庫に伝えた。
部屋に閉じこもり千丸の相手を任されていた兵庫は、出番が来たと思い
「昼食後出かけますので、連れて行く女の子を選んで下さい」
「分かりました。ももの他にそでとそのを連れて行って下さい。話をしておきますので」
「分かりました」

 昼食に広間に集まった者たちに兵庫が話した。
「いま、二十九日の墓参りに一人でも多く、額賀殿らが心配していた子供たちを集めようと男の子たちが頑張って居ます。しかし、まだ一人も見つかって居ません。本日午前、今戸方面に探しに行く途中勘八が六年前に世話になった乙女さんと聖天町で出会い、その乙女さんが駒形、押上に昼前に来て色々と教えてくれました。探し出した子供たちの説得には女の子の方が良いとのことで、もも、そで、そのの三人を連れて行きます」
三人を選んだ訳は志津から事前に子供たちに話されていて、不満が生じないように心がける必要があった。
 押上には女の子が沢山居るため一つにまとめるのは困難であるため子供たちに関することは極力公表した。

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Posted on 2018/06/24 Sun. 04:01 [edit]

thread: 花の御江戸のこぼれ話

janre 小説・文学

【鐘巻兵庫 第110話 お蔭参り(その15)】 

 大助は乙女を女の子の声が洩れて来る広間へ案内した。
そこには幼い大助ですら長居できない、何か気恥ずかしくなる空気が漂っていた。
母と慕う志津も居たが、大助はその場を去る道を選んだ。
「母上様、こちら様は勘八兄さんと六年前まで一緒に暮らしていた乙姫様改め乙女様です。ただ今、奥で兄上様との話は終わりました。養育所を見て頂きなさいとの言伝です。私は失礼します」と大助は頭を下げた。
「大助、駒形からご苦労様です。源五郎と蟹が退屈して居るので遊んでやりなさい」
「済みません。佐助もお願いできますか」と近藤の妻となった紗江が頼んだ。
「はい、源五郎、蟹、佐助ちゃん兄上様の所で遊ぼう」
広間から男子の姿が消えた。

 女だが一人残された乙女が注目されたのは仕方がない。
「大助さんから、ご紹介していただきましたが、私は今戸へ人探しに向かう勘八の目に留まり久しぶりに声を掛けられました乙女と申します。勘八からお世話になって居ます養育所のことを聞き、それが私には信じられず駒形へ行き内藤様に、押上に参り鐘巻様に、そして今はここに居ます」
「信じられないのは私も同じです。養育所が出来ましたのは昨年の暮れです。今、養育所に籍を置く子供たちは間もなく出て行く子も含め八十三人居ます。またほぼ同数の大人やその家族が働いて居ます。賄う資金は発足時の資金、真っ当に働いて得る資金、それと時には金の亡者から頂くことも御座いました。今のところは行き詰る話は届いて居ませんが、これから先のことは分かりません。ここを出て行く子供たちの中には出世する者も出て来るかもしれません。そうなれば今は微々たるものですが浄財が集まり、運営の柱に成るでしょう。お金の話は駒形の内藤さんにもう一度聞いて下さい」
「お尋ねしたいことは、女の子の行く末です。未だ一年足らずですからこれと云ったことは無いと思いますが、こちらに参ります時に大助さんからもう直ぐ養女に行かれる女の子が二人居ると聞いたので、聞かせて頂けませんか」
「分かりました。その女の子は板橋宿で女衒(ぜげん)の手を逃れたところを、助けられここにつれて来られました。助けたのは鐘巻の剣術の師匠と兄弟子です。その恩人の家にややが生まれるので、世話をする者が必要となり相談が持ち込まれ、本人も同意のうえで鐘巻家の娘として恩人の家に養女として入り子育ての手伝いをしながら歳が来たら、その恩人の家の子として嫁に行かせることに成りました」
「ここに居るのですか」
「二人は来るべき日のために、草加宿の道場に修行に出して居ます。みな武家の子として躾けています」
「ここに来るまでに勘八、大助さん、じゃこちゃん、ふなちゃん皆しっかりしていました。生まれより育ちだと分かりました」
「他に何か知りたいことが在りますか」
「六年前に浮浪暮らしを抜け出すために私は潜んでいた納屋を出ました。十六歳の時でした。行先は噂で食事と寝床の心配が無く、嫁に行けるように躾け、習い事を教えてくれると云う所でした」
「それでどうでしたか」
「私自身はそこの主のお妾に、私の売り先が無かったからです」
「売られるのですか」
「時折買主が来ますのでお見合いをします。折り合いが付けば嫁に行きます。結納金が売り主に入る仕掛けですが、私は売り時までに買い手がつかなくてお妾です」
「伺っただけで感じたことですが、浮浪上がりの子供としては、悪い話とは言い切れないように思えますが、何かそうでないことでも在るのですか」
「最近分かって来たことですが、頼って来た娘の全ての夢が叶わないということです。分かりませんが挨拶もなく居なくなってしまうのです。どうやら吉原を始めとする妓楼に売られているようです」
「それは今でもですか」
「はい、と云うのは未だに私が住む聖天町の家に子供が連れて来られるからです。聖天町は主の目に叶った者が育てられる所ですが、浮浪の子が尋ねる所は下谷・・・」
「竜泉寺町の成田屋与兵衛?」

音信不通のお知らせ
6月21日、新規購入したレーザープリンターのドライバーが何度やってもインストール出来ません。そこで22日に、プリンターとパソコンなどを持って購入したPCデポにインストールして貰いに行きました。そうしたら持参したPCが立ち上がらず、インストールの話がお金のかかる話へと・・・
年金暮らしの身としては、話には乗れずに、荷物を持ちかえりました。
PCとのお別れ会のため電源を入れました。
やはり画面表示は“dynabook”が表示されそのまま停止・・・
ああ、このPCは2020オリンピックのメダルになってしまうのかと惜しみつつ、新しいPC購入を買わねばと暫し考えていました。
そうしたら、PCから“dynabook”が消え立ち上がったのです。
と云う事で、今回は鐘巻兵庫をブログに載せることが出来ましたが、PCは不安定のようですから、断りなしに音信不通になる恐れが有ります。
取りあえず、お知らせしておきます。

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Posted on 2018/06/23 Sat. 04:01 [edit]

thread: 花の御江戸のこぼれ話

janre 小説・文学

【鐘巻兵庫 第110話 お蔭参り(その14)】 

 駒形を出た大助は乙女の前を歩いた。
それは兵庫が志津を連れて歩く時の早さだった。
その大助に、乙女が話しかけた。
「一人で出歩けるの」
「一人で出歩くためには修行を済ませなければさせて貰えません」
「どんな修行」
「自分の身を守り、相手に大怪我させないように成ることです」
「大助さんは何歳ですか」
「来年七歳に成ります」
「その木刀の使い方を習ったの」
「はい、でも一人なら使わずに逃げます・・」
「でも一人では在りませんね」
「今は昼前です。滅多なことで襲われないので私にも護衛させてくれたのです。心構えの修行一つだと思います」
「お侍みたいですね」
「はい、私の両親は、届け出では父が鐘巻兵庫、母が志津で侍の子になっています。ですから剣術も習って居ますし、論語などの素読もしています」
「凄いな、私は仮名しか読めないから、勘八さんに養育所の目印として継志堂、薬、経師屋、為吉と教えられても人に聞かねばなりませんでした」
「いま勘八さんが手習いと算盤の特訓を受けています。私より遅く来たのに早く養育所を出て行かねばならないので大変なのです」
「大助さんは出て行かないの」
「もう出て行くことは出来ます。同じ年頃の町の子と比べて劣る所が少ないからです。事実私と同じ頃に養育所に入った子で、養子に行った子が一人、これから行く子では男の子が二人、女の子が二人居ます。私にもいつ縁が巡って来るか判りません」

 話ながら二人は大川を渡り、中之郷元町までやって来た。
「あの侍屋敷が養育所で、留守居は有名な切られ彦四郎さんですよ」
「ほんとう!」
「二十九日に向島の円通寺にお墓参りに皆で行きますから、そこに行けば会えますよ」
二人は中之郷養育所の前を通り過ぎた。

 業平橋を渡り押上に入り少し歩くと田畑が広がりを見せた。
「川沿いのあの黒い塀で囲まれた家が押上の養育所です」
そして養育所の前まで来て
「これが十軒店ですね」
「はい、実際に物を売って居るのが七軒で、学問所が一軒、出入り口が二軒です」
「大助、お使いご苦労さん」
「常吉さん、兄上は居ますね」
「千丸に遊んで貰っているよ」
「お客様なので、御守りは私がします」

 表口から母屋に入った大助は、板木を叩き来客を伝えた。
出て来たのはじゃことふなだった。
「兄上様に、勘八兄さんの昔のお友達がお越しになられましたと伝えて下さい」
「かんぱちおにいちゃんのお友達・・かんぱちおにいちゃんのおともだち・・・」
と二人は云いながら奥へと向かった。

 板木が打ち鳴らされた時点で来客が在ることは兵庫に伝わっており、兵庫は知らせが来るのを待って居た。
知らせを持って来たじゃことふなのたどたどしい話を聞き、
「よくお使いが出来たね。偉いね。母上に、話を終えたらお客様を連れて行くと言って下さい」と、次の仕事を二人に頼んだ兵庫は千丸を抱き、上り口に出て来た。
「勘八さんと六年前まで暮らしたことの在る乙姫改め乙女と申します
「鐘巻です。お上がりください」
「兄上様、千丸は私が・・」
「頼みます、部屋で頼みます」
こうして部屋には兵庫と乙女そして大助と千丸が入った。
「勘八のことのようですが、何でも聞いて下さい」
「こちらに参りましたのは、失礼とは存じますが養育所のことが勘八の云うようなところでは無いと疑ったからです」
「それは不思議なことでは在りません。あなたの疑いを晴らすことは難しいですね。今のところは考えた以上に上手く行っていますが、その訳がよく分かって居ません。ですから何かの拍子に行き詰る恐れはあります。ここに来られたのですから、見て帰って下さい。大助、母上の所に乙女さんをご案内しなさい」
「はい、兄上様」
千丸が再び兵庫の元に戻され、大助が乙女の手を取り部屋を出て行った。

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Posted on 2018/06/22 Fri. 04:01 [edit]

thread: 花の御江戸のこぼれ話

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