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洗心湯屋

日本一長い、時代小説を目指しています。

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【鐘巻兵庫 第66話 認知(その22)】 

 大家の和平、小菊とお鶴親子を連れ駒形を出た兵庫はお鶴の足が覚束ないのを見て、小菊の手荷物を持ち、小菊にお鶴を抱かせた。
観音様の近くでもあり往来は賑わい、大川に架かる吾妻橋では行き交う人の群れが橋板を鳴らしていた。
しかし、小菊には物見遊山する気は欠片もなく、抱くお鶴に
「もう直ぐだからね」と云い、それは兵庫の足を急がせた。

大横川に架かる業平橋を渡り押上村に入り暫く歩くと、畑の奥に黒板塀に囲まれた大きな家が見えて来た。
「あの黒板塀の中が、お鶴が暮らすところですよ」中に、母屋とは別に新築中の家の柱などが
「大きいですね」
「人が多いので、今、建て増しています。柱などが見えるでしょう」
そして近づくと、竹刀の音や気合が聞こえ、茶店では常吉の女房になったお仙が動き回って居た。
「お仙さん。よく教えてあげて下さい」
「茶店の事なら任せて下さい」
そして北十間川を見れば、隠居が今日も釣り糸を垂れていた。
「御隠居、釣れますか。餌は相変わらず鰯の目玉ですか」
「小さいのが十ほど上がった。餌はアサリのむき身を刻んで使っている」
「楽しんでください」

 母屋に上がった三人は筝の音が漏れだす、女主(おんなあるじ)の居る志津の部屋に案内された。
「志津、ここで暮らすことに成った小菊さんの娘・お鶴さん三歳です。世話をする者を選んで下さい」と兵庫が言い終わると、幼い子にいち早く反応していたお玉が飛んできた。
「お玉が、お鶴ちゃんのお姉さんに成ります」
「それでは、お玉にお願いしましょう」
「小菊さん、お鶴に忘れられないように、こちらに顔を見せて下さい」
「はい、そうします」
と応える小菊だが、落ち着かない様子を見せていた。
「どうやら、お急ぎのようですね」
「申し訳ありませんが仕込みなどが在りますので、お鶴のこと宜しくお願い致します」
「分かりました。子供以外の事でも困りごとが生じましたら、早めに来てください」
「有難う御座います」小菊は目頭を熱くし
「お鶴、みんなの言うことをよく聞くんだよ」
「うん」頷き、母親が出て行くのを見送って居た。
親から離れることを受け入れる暮らしが身に付いているようだった。

 お玉がお鶴に
「お庭にワンワンが居るよ。あそぼ!」
「うん」
赤子の恵介につづいて、己より幼いお鶴が来たことで、お玉にお姉さん意識が宿ったようだった。

 部屋に戻ってきた兵庫に志津が、
「旦那様、ようございましたね」
「はい、子供を親が見放す前に連れて来てくれました」
「養育所が、必要とする方々に認知されたのですね。地天流のように」
兵庫は嬉しさを隠すことなく、顔をほころばせていた。

第六十六話 認知 完

Posted on 2015/02/19 Thu. 04:01 [edit]

thread: 花の御江戸のこぼれ話

janre 小説・文学

【鐘巻兵庫 第66話 認知(その21)】 

 そして十九日の午後、兵庫が子供たちと駒形の道場で遊んでいると、老人と幼い女の子を連れた女が風呂敷包みを持って養育所にやって来た。
応対したのは帳場に座って居た内藤虎之助だった。
女は、幼い子を預かって欲しいと内藤に頼んだため、帳場をお糸に任せ三人を奥座敷に招き入れ、兵庫を呼んだ。
「鐘巻兵庫と申し、ここの養育所をこちらの内藤殿と預かっております。先ずは、お名前をお聞かせください」
手前は、浜町は富沢町の裏店の大家・和平と申します。こちらは小菊さんと娘のお鶴さんです」
「お子さんを養育所に預けたいとのことですが、訳を聞かせて頂けますか」
「恥ずかしいことですが、この子の父親は女と雲隠れして仕舞いました。働かねばなりませんので同じ富沢町の料理屋・たまいで仲居をすることにしたのです。ただこの子はまだ三歳ですから一人にして置くのは物騒なので、預かって欲しいのです」
「分かりました。お子様はお預かりしますが、そちらに知らせねばならぬことが起きた時の為に身元を確かめさせていただきます。宜しいですね」
「どうぞ」
「内藤さん。仙吉さんに、お願いして下さい」
内藤が道場へ出て行った。
「それでは、お鶴さんを預かる場所についてお話します。ここ駒形は手狭になったことも在り、女子や幼児はここから二十町ほど離れた押上に借りました寮になりますので、出来れば見て置いて下さい」
「これから、娘さんを預かる同意書を作りますが、その前に、ここに養育所が在ることをどうして知りましたか」
「それは私から申し上げます」と大家の和平が兵庫を見た。
その時、廊下に足音がして、障子が開けられ内藤が戻って来た。
「どうぞ、お話し下さい」
「駒形の養育所の事につきましては、二月の初めのころに、南町定廻りの笠井様の後を引き継いだ平岡銀次郎様がいらっしゃいまして、子育てに困った者が出た時は、殺したり捨てたりする前にこちら様に相談に行けと・・・それで、こちらに参った次第で御座います」
「分かりました。そちらから何かあればお応えします」
「あの~・・・預けるのにどのくらいお支払すれば良いのでしょうか」
「当面は頂かなくても、やっていけますので結構ですよ」
女は安堵の表情を浮かべた。
兵庫は大家・和平と小菊の身元を確かめに仙吉を富沢町まで行かせたのだが、大家から南町奉行所定廻り同心の笠井と平岡の名が出たことで二人の身元が確かだと思い、仙吉が戻るのを待たずに、次の行動に移った。
「それでは、同意書を作りましょう」

 同意書を取り交わした兵庫は、三人を道場に連れて行き、遊んでいた子供たちにお鶴が養育所に入ることを教えた。
お鶴は、これまでに経験したことないほど多くの男の子たちに遊んでもらい喜んでいると、仙吉が駆け戻って来て、頷いた。

Posted on 2015/02/18 Wed. 04:01 [edit]

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janre 小説・文学

【鐘巻兵庫 第66話 認知(その20)】 

「話は分かりましたが、此処には子供が来ますので、喧嘩は論外、言動にも気を使って頂かねば受けられません」
「御尤もなことです。こちら様に通うために一歩家を出た所から気を引き締めさせますので、宜しくお願い致します」
「分かりました。ただ竹刀稽古の道具の準備はお願い致します。道具置き場は用意致します」
「有難う御座います。それで稽古料ですが月当たり十両で如何でしょうか」
「それは有難いことです。食客の者たちが飯のお代りをし易くなります」
「それでは、今年分三月から十二月まで十か月分の百両です。お納めください」
切り餅四つが兵庫の前に置かれた。
「貰い過ぎなのは分かって居ますが、出せない者も多いので、出せる方からは遠慮せずに頂きます」
「そうして下さい。それでは私は亀戸天神に御参りさせて貰います」
 新門を見送った兵庫は部屋に戻り、懐の百両を志津に渡し、
「新門から頂いた今年の分の稽古料です。これで手伝ってくれている甚八郎、高倉さんや菅原さんに道場から手当てを払えます」
「旦那様の地天流剣術にお金を払って頂ける方が出たことは嬉しいことです」
「はい、これまでは私の刀に払ってくれた方は居ましたが、竹刀にこれ程出してくれた方は初めてです。有難いことです」

 兵庫と志津が話をしていると、部屋の外の庭先にお玉が顔を見せた。
「兄上様、お婆ちゃんが“茶店のお客になって欲しので呼んで来ておくれ”って言って居ます」
「分かった。直ぐに行きます」
 兵庫が表に出、黒板塀の北西の角まで行くと“「”の様に角張って居た黒塀の隅が“」”と凹み、今まで庭内だった四坪ほどの土地が庭外に出ていた。
そしてそこには縁台が並べられ、茶店の幟旗が風に揺れていた。
「田鶴様、茶の他に何が出せますか」
「黒塀に掛けてある物ですよ」と兵庫の問い掛けに応え、指差した。
黒塀には、茶、水、だんご、からずし、めし、汐汁などと書かれた木の値札が掛けられていた。
「茶にから寿司を頼みます」
「はい、お待ちください」と云い、黒塀に設けられている戸口を開け中に入った。
待つこともなく、皿に乗せられたから寿司と箸、それに茶を盆に乗せ持って来た。
「どうぞ」
兵庫は、箸を使わず寿司を取り口に放り込んだ。
「旨い」わざとらしく道行く人に聞こえる大声を出した。
「どうも」
「から寿司は初めてだが、どこの名物ですか」
「はい、越後の新発田で御座います」
「滅多に食えないものだな。もう一つ頼みます」
「どうも」
こうして兵庫は、本当の客が来るまで飯以外をすべて頼んだが客が来ない。
そこに茶店と寮をつなぐ戸口からお琴が姿見せた。
「お婆ちゃん、外は私がしますから中をお願いします」
「その方が良さそうだね」
参詣客が帰って来るのを見た兵庫は立ち上がり、
「から寿司が旨いので食い過ぎた。いくらですか」
「はい、二十四文です」
兵庫は銭を渡し茶店を出ると、御参りを済ませた二人の客が座った。

 茶店を出た兵庫は北十間の川縁で釣糸を垂らす、隠居の稲次郎の姿を見土手を下りていった。
「引きますか」
「未だ早いのかな。浮きが動きません」
「餌は何を」
「鰯の目玉だ」
「鰯の目玉を餌に使うのは初めて聞きました」
「わしも初めてだ。 あっ引いたぞ」
合わせて棹を上げると、棹の先が震えた。
「何か掛かりましたね」
稲次郎が釣り上げたのはこの時期には珍しいかなり大きなハゼだった。
「冬を越したハゼですね。食いますか」
「いや、今日は放免だ」と針から外し、川へ投げ入れた。
稲次郎はそれで釣りを止めようとはせず、針に新しい鰯の目玉の餌を付けると、川に釣糸を垂らした。
その年寄りの何ともゆったりとした姿は、新発田から来た者たちが思う道に向い助け合い動いていることに安堵した証のような気がした。

Posted on 2015/02/17 Tue. 04:01 [edit]

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janre 小説・文学

【鐘巻兵庫 第66話 認知(その19)】 

 多くの者が参加する朝稽古、午後は鳥羽たちの稽古、その間には剣術好きな甚八郎、高倉、菅原が稽古をするため、竹刀の音が途絶える間が少なくなった。
これまで地天流の名、鐘巻兵庫を知る武家は兵庫と立ち会ったことが在る者を除けば、道場主とそこの高弟にほぼ限られていた。
地天流鐘巻兵庫は気になる存在だったが、武家が通うような道場が無いことも在り、道場主と云うより一人の剣客として知られていた。
その兵庫が押上に真新しい地天流・墨東館剣術指南の看板を掛けた三月八日以降、剣客としてではなく、道場主としてその名が広がり始めた。
先ず、三月十二日には脇坂淡路守下屋敷から中島百合之助が門弟として通い始めたのをきっかけに、十四日には高倉健四郎から話を聞かされた深川六間堀の船宿・浦島の主に落ち着いていた宇野宗十郎が顔を見せ、十五日には向島の水戸下屋敷から兵庫とは旧知の木下佐十郎がやって来た。
そして、口コミも在り界隈から稽古に通うようになったものが二十名を越えた。
しかし、兵庫が遠慮することも在り道場に入る金は無く、むしろ飯を加えるなどで、持ち出し経営から抜け出せずにいた。
その事が一変する事態が十八日(1853-4-25)になって起きた。
兵庫たちが亀戸天神の藤を見にやって来る参詣客相手の茶店を出すために、表の黒塀の一角を取り払っていると、新門辰五郎が元気の良い若いものを伴い押上にやって来たのだ。
「皆さん、揃って御参りですか」と兵庫が尋ねた。
「これは鐘巻様。何をなさって居られるのですか」
「ここに茶店を出し暮らしの立て方を学んでもらおうと思っているのです」
「左様ですか。私の方は少しばかり鐘巻様にお願いが在って参ったのですが・・・」
「私に用でしたか。それでは、上がって下さい」
 上がった辰五郎が、
「奥様は如何お過ごしですか」
「この月か来月にも産まれそうです」
「それは、それは。少しばかりご挨拶させて頂けますか」
「どうぞ」
兵庫が辰五郎らを案内し、外廊下まで来て
「ここです。皆さん、お入りください」
「済みません」と辰五郎は部屋に入ったが、連れは廊下に座した。
「辰五郎様、お久しぶりで御座います。こんな体でお伺いも出来ず失礼しております」
「とんでもない。こちらこそ無沙汰をしております」
「奥様は、如何ですか」
「中々、難しいようで困って居ます」
「そうですか。薬効が駄目な時、私の実家の方では伏見のお稲荷様に祈願して快癒した話を聞きました」
「伏見稲荷ですか・・・良い話を聞きました。お願いしてみますよ。今日は先生にお願いが在り参りましたので、失礼します」

 外の様子が見渡せる広間で新門一家と対座した兵庫に、辰五郎が
「先生が強いのは分かっていたのですが、教え上手だと云うことは知りませんでした」
「何ですか、意味ありげに」
「家の者が、常吉に青あざを付けられました。といっても喧嘩では在りません。剣術の勝負です。常吉が強いのは知って居ましたから誰も諦めがついたわけなのですが、常吉が、そんな腕じゃ仙吉にも勝てねぇと言われて、青あざを付けられた野郎が売り言葉に買い言葉で、確かめてやると駒形に押し掛けた訳です。奥村先生にお許しを頂き、仙吉との恨みっこなしの竹刀での一本勝負させて貰ったのです。常吉の言ったことは嘘では無かったのが分かり、青あざを付けられた者たちが先生に剣術を習いたいと云うもんですから、新門としてまとめてお願いに参りました」

Posted on 2015/02/16 Mon. 04:01 [edit]

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janre 小説・文学

【鐘巻兵庫 第66話 認知(その18)】 

 女たちに挨拶を済ませ、表の仕事部屋に戻った兵庫は、百合之助と改めて話を始めた。
「稽古をされたことがありますか」「いいえ、在りません」
「道具をお持ちですか」「いいえ」
「道具については予備が在りますので、暫くお貸しします」
「有難う御座います」
「甚八郎、一組持って来て下さい」
「はい」
「ここの稽古は、明け六つ少し前から、夕七つごろまでです」
「駒形から、子供たちが参るのは明け六つから四半刻経った頃で半刻ほど稽古や遊んで帰ります。押上に居る同じ年頃の男の子は一人いますが子供たちとの稽古をお望みなら、朝稽古がよいでしょう。ただ、都合も在ると思いますのでいつ来ても構いませんよ」

 甚八郎が稽古道具を一組持って来て、百合之助の脇に置いた。
「稽古着と袴は宜しいでしょうから、今は、胴と面の着け方を練習して貰います。甚八郎頼みます。私は象二郎を呼んで来ます」
 甚八郎が着付けのやり方を百合之助に教え、それを確かめるように母のふみが一つ一つ頷きながら見ていた。
百合之助が頭に手拭をどう着けるか稽古していると、兵庫が北島象二郎と戻ってきた。
年頃が同じ、しかも稽古着姿の象二郎を見て百合之助の手が止まった。
「北島象二郎と申します。宜しくお願いします」
「中島百合之助です。剣術習うのは初めてなので、こちらこそ宜しくお願い致します」
「夕暮れが近づいて居ますが、食べて行かれますか」
「有難う御座います。しかし、門が閉じられてしまいますのでそろそろ失礼いたします」
「分かりました。防具類は持って行かれても構いませんがどうしますか」
「習った所だけでも稽古をさせたいのでお貸しいただければ幸いです」
「甚八郎と象二郎、これから行き来をすることが起こるかも知れませんので脇坂様の御門までお送りしなさい」

 入門希望の者が帰って行くのを見ていた高倉が、
「何故、稽古料を取らないのですか」と尋ねてきた。
「少しばかり腑に落ちないことがありました」
「何でしょうか」
「病弱と云ってはいましたが、同じ十歳の象二郎よりしっかりしていました。それと、百合之助は剣術を習ったことは無いと言って居ましたが、それは正式に師についての事でしょう。恐らく百合之助が病弱なのではなく中島家の懐が風邪を引いているのだと思ったのです」
「言われてみれば頷けます。下屋敷詰めでは大して頂いては居ないでしょうからね」
「それと、淡路守様は京都所司代が御役、中島殿は京にお伴と成ると、江戸に残された者の暮らしは楽では無いですね」
「人様の事は言えぬ。そろそろ、ただ飯の時刻だ」
「明日から、百合之助のことお願いしますよ」

 翌十三日、押上の男たちが稽古を始め暫くすると明け六つの鐘が聞こえて来た。そして外から最初にやって来たのは稽古支度を済ませた百合之助だった。
ただ、母ではなく、侍が付いて来ていた。
開けられていた、表木戸を通り、気合いと竹刀を打ち合わせる音が聞こえる裏庭の稽古場に姿を見せた。
象二郎の相手をしていた兵庫が、百合之助と侍を見て、稽古を止め象二郎とやって来た。
「お早う、百合之助殿」
「先生、お早うございます。宜しくお願い致します」
「お連れの方・・・あっ、貴方は・・・」
「はい、昨年、脇坂家の足軽に応募し、先生の判定を受けました田中圭三で御座います」
「その時の腕前はたしか・・初段でしたね」
「はい、お蔭で足軽として雇って頂けました」
「それは良かったですね。もしかすると百合之助殿に手ほどきをされましたか」
「はい」
「やはりそうでしたか。百合之助、昨日は稽古をしたことが無いと言いました。嘘とは言いませんが隠し事はいけません」
「申し訳ございません。田中先生からは一から学ぶつもりでと言われておりましたので」
「田中殿もやってみますか、それとも見るだけですか」
「私にはお屋敷の番士の役が在りますので、戻らねばなりません」
「そうですか、百合之助殿は確かにお預かり致しました」
「宜しくお願い致します」
夜が明けるに従い次々とやって来る者が稽古に加わり、その気合と打ち合う竹刀の音が、黒塀に囲まれた屋敷の中に道場が在ることを教え、北十間川の通りを行き交い始めた者の中には、真新しい看板を読む者も居た。

Posted on 2015/02/15 Sun. 04:01 [edit]

thread: 花の御江戸のこぼれ話

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